2011年10月23日

東京エスムジカ「ゆんたくしよう」@石垣島 ライブレポ

前回の東京エスムジカ再結成ライブから2週間後、2011年10月15日
平得美帆さんの実家のある石垣島で、2回目のライブ「ゆんたくしよう」が行われました!

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会場は石垣市街地にある「city jack」というライブハウス。
大きさは440と同じくらいかな?ステージに向かって垂直方向にテーブルが
並んでいるという、ちょっと変わったレイアウトです。

ライブの始まる前からメンバーがいて、挨拶していたりと非常にアットホーム。
そうだよねぇ。美帆ちゃんのホームだもの。
お知り合いや親戚の方が多いせいか、普通のライブだと前の方から埋まっていくのに
なぜか後ろから席が埋まって行きます。


みんなが和やかに雑談している中で流れだす「largo2004」
ああ、やっぱりこの音楽は南の島によく似合うね。
イントロが流れだすとピーンとした空気が張り詰めるのに、
ここでは「あらー、始まるわよー」てな感じです。

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今日は3人構成のはずなのに、妙に楽器が多いなーと思ったのですが
「largo2004」で客席の後ろの方から出てきた人は4人。
あら、ニューフェイスだよ。皆の声がかかる中、低いステージに上がって
石垣エスムジカスタンバイです。珍しく美帆ちゃんが裸足じゃないぞ。


流れ始めたイントロは「泥の花」。これこないだはやらなかった。
定番曲の一つだし、今回聴けて嬉しいなぁ。
石垣パワーなのか、二人共とても良く声が出てる!
そして何とも嬉しそうな表情。
来て良かったなぁという思いがじんわりと湧いてくる。


「こんばんは、東京エスムジカです」と美帆ちゃん。
「石垣に来るのは7年ぶりです。私たち再結成しまして、これから活動
していきたいと思っているのでよろしくお願いします。」
「まだ石垣にきた実感はないんですけど、散歩してたら風景が東京とは違うので
ようやく実感が出てきた感じです」とはヨンエ。

「大ちゃんはお酒で昨日からフワフワしてるんだよね?」と美帆ちゃんに言われて
ニヤニヤする早川さん。

「皆さんお元気でしたか?(笑)7年前に来たのはめざましテレビの生中継で、
当時の自分たちにとっては一大イベントでした」

自分はズームイン派なのでこのめざましテレビの中継見てないのです。
うーん、見たかったなぁ。


「今日は『ゆんたくしよう』スペシャルライブなので、歌わずにしゃべります!」と
美帆ちゃんが宣言。えーっと思ってると
「うそうそ、ちゃんと歌うから」と笑っている3人。すごいのんびりムードです。
こんなにリラックスした東京エスムジカのステージって初めて見たかも。


次は「月凪」
何回も書いちゃうけど、この日の二人のボーカルはとても良かったです。
今までのライブを思い返しても、ここまでのベストなパフォーマンスはそうそう無い位。
後で聴いたら美帆ちゃんは風邪気味だったらしいですが、全くそんな気配はなかったです。


続けて「ケモノ」
自分が前回は泣けてきてしまって冷静に聴けなかったので、この日はじっくりと
聴きました。うおー、イイなぁイイなぁ最高すぎる!と興奮しながら。
「空の高さに〜」の部分は本当に鳥肌が立ちまくりました。


「今までのライブと違ってお子さんがいるのが新鮮な感じ」とヨンエ。
「私達もそういう年齢になったということなのよ」とうんうんと頷きながら言う美帆ちゃん。
「歳を重ねると、だんだん周りの人達が愛おしくなってきて、若い頃は
人を突き放したり、距離をおいたりとかしたんですが、もっと大切にしたいなって。
3月の地震で『私死ぬんだ』って思って、それから生かされているなら
出来ることしたいって思って、音楽でチャリティしようというのが集まるきっかけに
なりました。」と語るヨンエ。


「大ちゃんからも何か語って」と美帆ちゃんが言うと
「いや、今全部言ったし」と飄々と答える早川さん。
「うん、でもリーダーの声が聴きたいなって(笑)」とムチャぶりな美帆ちゃんです。
「すごいいい話だなって」と早川さんが言ってうふふと笑いあう3人。


「誇り高く」は入り方が違ってました。
ピアノから入るのではなく、鐘のチャリチャリという音がイントロで。
今回どうしてもいつものメンバーがいないので、打ち込み音源頼りになるのですが、
そのためのアレンジが、却って目新しく感じます。


続けて「綺羅」
タイトル通り、この曲は聴くたびに印象が違います。
今回は真っ直ぐに遠くにいる彼女に呼びかけるような感じ?
ちょっと凛々しい「綺羅」。それにしてもヨンエは声量が格段に上がったなぁ。


「今日はスペシャルゲストに来てもらいます。この店のオーナー石垣ひろきみ!」
と、今までミキサー席に座っていたオーナーさんがギターで飛び入り。
「実はパーカッションをしてるマツノさんも『一緒にやらない?』ということで
快く引き受けて頂きました」と美帆ちゃんの地元ならでは、石垣スペシャルです。


「さっきヨンエが『身近な人を大切にする』って言っていたんですけど、私も子供ができて
思ったのは、『大切な人は側にいる』という言葉、若い頃は意味がわからなかったのですが
今やっとわかるようになりました。」

「古謝美佐子さんという大好きなアーティストの方がいるんですが、
その方の『童神(わらびがみ)』という曲が大切なものは側にあるというのがたくさん詰まった
曲だなと思って、今日はそれを歌います」


ということで、エスムジカ初の民謡ですよ。さすが石垣エスムジカ!
自分は夏川りみさんが歌ったのを聴いたことがありますが、古謝美佐子さんが
オリジナルなのですね。コブシを利かせて、美帆さんさすがです。

ヨンエもまた優しく歌ってて、「ヨンエこういう歌い方も出来るんだー!」と
新たな発見。ちょっとヨンエの「天城越え」とか聴いてみたくなったよ。


歌い終わって「昔からこうして民謡うたってたみたい」と二人で顔を見合わせてニコニコ。
「昔からこうして美帆と歌っていたけど、民謡歌うのが初めてなのでドキドキしました」
とヨンエ。


「昔、歌の練習で色んな曲を歌ったのですが、課題として出された曲があって
『蘇州夜曲』という曲なんですけど、久しぶりにやろうかと話してたら
大ちゃんからも『この曲はねー』と話があって…というわけで大ちゃんよろしく」
とヨンエが振ると
「なんだっけ、だいぶ前の話だよね。たまたまこの曲の話になって」と大ちゃんが言うと
すかさず美帆ちゃんが「ライブ中に記憶を辿るカレ!」とツッコミ。


「この曲はご存知の方も多いと思うのですが、作詞の西条八十という人がいて
金子みすゞという最近評判になった詩人の師匠なんですけど、金子みすゞご存知ですか?
CMで『こだまでしょうか、いいえこだまです』…あれ?」に会場からは笑い声が。

「えーとなんだっけ、『ありがとうと言えばありがとうって言う、ごめんねって言うと
ごめんねって言う。こだまでしょうか、いいえこだまです』…あ、なんだっけ?」
とこちらもそう言われると『こだまでしょうか、いいえこだまです」しか
思い浮かばなくなって、ちょっと悩む。

「あっ!『こだまでしょうか、いいえ誰でも』だ」にスッキリ。
「金子みすゞの次は西条八十がブームになるんじゃないかと思ってるんですが
まぁ、それはいいとして(笑)そうやってたまたま同じ時期に提案したということで」

と、早川さんが語った所で「蘇州夜曲」です。

「鳥の歌」の歌詞の所ではパーカスマツノさんが鳥の声を響かせるという技も。
この曲の間、早川さんが見たこともないような幸せそうな笑顔だったのが
かなり印象的でした(笑) 余程この歌が好きなんだろうなぁ。
以前「題名のない音楽会」で披露されましたが、二人の練習曲だったというのは
初耳でした。通りでぴったりなわけです。

ここでライブハウスのオーナーは拍手に送られて退場です。

「残り2曲になりました」と言われてちょっとがーん。少ないよー!もっと聴きたいよ!

翌日のイベントの告知と、待ちに待った東京でのワンマンライブの告知。
「来年の1月28日です」とヨンエが言った所で、横から29の声。
「え?29?…変わったの?」とびっくりするヨンエ。
「29だよー」と美帆ちゃんのあっさりとしたツッコミで「29でしたスミマセン」とぺこり。
「場所はHPで随時アップしていきます」と言った所で早川さんから「石垣は?」と(笑)

「あっ、えっとまだ石垣は決まってないのですが、みなさんの気持ちがあればぜひ!」
と美帆ちゃんの営業トーク。
ヨンエは「美帆のおかげで第二の故郷が出来たよね」と沖縄・石垣への愛を語ります。


歌い始めたのは「Standing On the Ground」
これも非常に伸びやかで力強い歌声でした。曲数は少ないけど、だからこそ
ペース配分を気にせずに歌えるというのがあるよね。
でもこの日の二人のテンションなら、倍の曲数でもイケたんじゃないかなぁ。


ムックリの音で始まるのは「月夜のユカラ」
聴いていて本当に気持ちが良い。最近この曲を聴くときは目をつぶって聴いてます。
これもすごく良かったなぁ。断然CDよりも素晴らしい。さすが石垣パワー!

「ありがとうございました」と退場していく4人。

拍手が途切れたので「アンコールないのが石垣流?とちょっと焦ったけど
東京のアンコールの手拍子とは違って、のんびりとした手拍子が起こって
程無くメンバーが再登場です。


「アンコールありがとうございます」と美帆ちゃん。
「今日はロゴの入ったTシャツを販売してますので、皆様どうぞ。
…あの、買わないとここから出られませんから(笑)」

そんなMCに「美帆、子供産んですっかりたくましくなったよねー」
「そうだよねぇ」とヨンエと早川さん。

美帆ちゃんはもちろん、3人ともすごく楽しそう。でも美帆ちゃんは本当に
4年前とMCが変わったよ。「おっかさん」の風格が出てきて、動じない感じ。
見た目は高校生みたいに可愛らしいのにね。


「エスムジカは私が沖縄で、ヨンエは東京で、大ちゃんはどこにいるか
わかんないけど(笑)これからもこのスタイルで東京エスムジカを続けて行くので
大ちゃんは日本にいなくても生きてるので(笑)これからもお願いします」と美帆ちゃん。

「ほんっっっっとに、いないんですよ。来週はN.Y?」とヨンエが訊くと
「明後日からN.Y.」と答える早川さんに「明後日?!」とびっくりする二人。

「この前はネパールで地震にあって、タイでは風邪を引いて帰ってこれなかった」と
らしいといえばらしいけど、ファンとしては結構心配。
「まとまらないようで、実はまとまっている3人なんです」と笑いながらいうヨンエ。


「では『ポレポレ』を歌いますが、これってスワヒリ語で『ゆっくり行こう」っていう意味
なんですけど、沖縄の方言ではなんて言うんですか?」というヨンエの問いかけに
「…よんなよんな?」と美帆ちゃんや会場から声が上がります。
「知ってる人は一緒に歌って下さいね!」ということで「ポレポレ」。

しかしここで打ち込み演奏の罠、早川さんのピアノの入りがワンフレーズ遅れて
歌い出したヨンエが「…あれ?ナンカチガウ(笑)」。なぜか会場からは拍手が。
「いえーい大ちゃーん」と会場は大盛り上がりです。


仕切り直して「ポレポレ」。「こうしてここで〜」は
「こうしてここ、石垣のcity jackで!」と歌った二人の笑顔が良すぎる!


「最後にもう1曲行こうか」に盛り上がる会場。
「久しぶりにやるんですけど『希望の帆を掲げ』を」と、最後にサプライズです。
これ、再結成ライブでやらなかったなぁと思っていたのですごく嬉しい!!

やっぱり良い!カッコイイよね!!
ぴょんぴょん跳ねる姿も久しぶりに見たよ。あの掛け声の部分、もちろん歌いました。
次のワンマンではぜひ歌って欲しいよ。


最後にメンバー紹介。
パーカッションのマツノトモリさん、ライブハウスオーナー石垣ひろきみさん、
美帆ちゃん、ヨンエ、早川さんそれぞれを紹介して、笑顔で終わりました。


このライブ、とても良かったです。音響が自分好みだというのも大きいですが
前回の再結成ライブは良かったのですが、東京エスムジカのライブって
こんな感じだったかな?と思い出しながらやっている部分もあったと思うのです。
久しぶりにライブをやったという感情の高ぶりもあっただろうし。


でもこのライブは歌うこと、楽しむことを全力でやっていて
歌のクオリティに全くブランクがなくて、3人のエスムジカに対する思いの
強さは前以上。東京エスムジカを大切に思っている気持ちが
ガンガン伝わってくる歌声でした。ためらいも迷いもなく真っ直ぐに歌っていて。


ああ、第3期が始まったんだと、この「ゆんたくしよう」で感じました。


今回のヨンエと美帆ちゃんの衣装は二人ともイエロー系。
合わせたの?と訊くと「前回はオトナになったということで
余り着ない黒にしようって合わせたけど、今回はたまたま」だそうです。
さすが二人は息がぴったりでした♪

IMG_0269.JPG


   【セットリスト】
  0. largo2004
  1. 泥の花
  2. 月凪
  3. ケモノ
  4. 誇り高く
  5. 綺羅
  6. 童神
  7. 蘇州夜曲
  8. standing on the ground
  9. 月夜のユカラ
  〜アンコール〜
 10. ポレポレ
 11. 希望の帆を掲げ

そうそう、撮り損なったので写真はないのですが、エスムジカのロゴ入りチロル、
喜んでもらえて嬉しかったです。

ライブ後は普通のライブのように出て下さいと言われることもなく、
そのままのんびりと飲んで、エスムジカの皆さんとも話す事ができ、
まさにゆんたくしましたよー。
とてもとても楽しい、石垣島ライブでした!

 
 

posted by ぐりともる at 21:39| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京エスムジカライブレポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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